住宅を建て替える

親の目の届くところで生活させることによって、なんでもしてくれるという安心感。この関係は決して家族の絆とは言えない。最近は農村でも姑が嫁に気をつかうようになって、嫁と姑が仲よく生活している家庭も増えている。こんな家庭でも、これまでの住宅を建て替えたことによって一変した例がある。宅地は親のもので、息子夫婦は住宅ローンによって建物を建て、建物そのものは宅地がなくては建てられないものであるから、本来共有のはずが息子夫婦、強いて言えば嫁に主導権が移ってしまう。こんなケースは稀(まれ) なことではなく、台所への出入りが自由にできなくなったり、トイレ・風呂場の使い方までうるさく言われたりもする。鍛冶職人をしているSさんに仕事を頼みに行った時の話であるが、彼は「息子は再三建て替えたいと言っているが、俺は反対だ。何十年も家賃も払わないで住んできたんだから手持ちの資金ぐらいあるだろう。親を当てにしないで、自分の好きなように建てればいい」とぽつんと言った。職人としてさまざまな家庭を見てきて、客が仕事を頼みにきたときの茶飲み話で多くの愚痴を聞いてきた者として真実を語ったものである。確かに、孫一人の専有面積が六.七畳に対して、老夫婦の専有面積が八畳とは不公平な話である。それでもリビングなど自由に使えれば話は別だが。最近では二世帯住宅に建て替える人が増えてきたが、お互いに気がねなく暮らすためには、台所、風呂、トイレ、玄関までも別々にするのが望ましい。業者が所有している資格よりも重要なのは実績でしょう。←こちらから業者選定への情報収集を始めましょう。

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